エル・セレーノ元赤坂レジデンス

赤坂見附徒歩3分、20階建23戸の希少スケールに住まう元赤坂のデザイナーズタワー

都心の中枢にありながら、喧噪から一歩引いた品格をまとう一画がある。エル・セレーノ元赤坂レジデンスは、港区元赤坂に立つ20階建のタワーマンションだ。東京メトロ銀座線・丸ノ内線「赤坂見附」駅まで徒歩3分、南北線「永田町」駅まで徒歩4分という三路線が至近に集まる立地に、わずか23戸という稀少な住戸数で構えている。2013年2月の竣工から十数年を重ね、街に溶け込みながらも個性を主張するその姿は、数を売る集合住宅とは一線を画す住まいの像を描いている。

エル・セレーノ元赤坂レジデンス(外観・共用部)
エル・セレーノ元赤坂レジデンス(外観・共用部)(出典:賃貸百貨

23戸という寡作が生む高層居住の濃度

この住まいを語るうえで最初に触れたいのは、20階建という高さに対して23戸しか配されていないという密度の低さである。一般的なタワーマンションが数百戸を擁することを思えば、各フロアにごく限られた住戸しか持たない構成は、居住空間に独特のゆとりをもたらす。エレベーターホールで顔を合わせる住人の数は少なく、共用部の混雑とも無縁に近い。高層に暮らすことの価値が、単に高い場所にあることではなく、その場所をどれだけ専有的に味わえるかにあるとすれば、この戸数の少なさはまさにその核心を突く設計思想だといえる。

エル・セレーノ元赤坂レジデンス(室内・眺望)
エル・セレーノ元赤坂レジデンス(室内・眺望)(出典:賃貸百貨

間取りは1LDKで統一されており、単身者やディンクスといった、都心の利便を凝縮して享受したい層に照準を合わせている。広く浅く多くの世帯を収めるのではなく、限られた住人のための邸宅としての性格が、戸数からも読み取れる。同じ屋根の下で暮らす世帯が少ないという事実は、共用部の使い心地や住人同士の距離感にも穏やかに作用する。数百戸の大規模タワーでは避けがたいエレベーター待ちの煩わしさや、共用施設の取り合いといった摩擦が、ここでは構造的に生じにくい。少数精鋭という言葉がふさわしい設計が、日々の暮らしの細部にまで静かなゆとりを行き渡らせている。

エル・セレーノ元赤坂レジデンス(室内・眺望)
エル・セレーノ元赤坂レジデンス(室内・眺望)(出典:賃貸百貨

高層階に上がれば、窓の外に広がる都心の空が、生活の背景として静かに横たわるだろう。眺望の対象を具体に断じることはしないが、開けた高さがもたらす採光と開放感は、密集する都心の地表とは異なる時間の流れを室内に運んでくる。朝は早くから光が差し込み、日が傾けば刻々と色を変える空が窓辺を染める。高さを得るということは、単に遠くを見渡すことではなく、空という最も大きな自然を生活の一部に取り込むことなのだと、この住まいは教えてくれる。地上の喧噪から離れた高みでは、街の物音が遠ざかり、室内には都心とは思えない静けさが満ちる。窓を開ければ風が抜け、季節の移ろいを肌で感じ取れる。こうした感覚の豊かさは、限られた戸数の高層住戸でこそ純度を保って味わえるものだ。

エル・セレーノ元赤坂レジデンス(室内・眺望)
エル・セレーノ元赤坂レジデンス(室内・眺望)(出典:賃貸百貨

三路線至近という交通の要を高さで束ねる

赤坂見附は、銀座線と丸ノ内線が交差する乗換の要衝である。エル・セレーノ元赤坂レジデンスはこの駅まで徒歩3分の距離にあり、さらに南北線の永田町駅も徒歩4分圏に収める。銀座線で日本橋や上野方面へ、丸ノ内線で新宿や東京方面へ、南北線で目黒や飯田橋方面へと、放射状に伸びる路線網を高層の住まいから自在に手繰り寄せられる。地に足の着いた利便性が、高さの上に重ねられているのだ。

エル・セレーノ元赤坂レジデンス(室内・眺望)
エル・セレーノ元赤坂レジデンス(室内・眺望)(出典:賃貸百貨

こうした交通の結節点に身を置くことは、移動という日常の所作から無駄を削ぎ落とす。雨の日の傘の出番が減り、終電を気にかける緊張も和らぐ。徒歩3分という距離は、数字以上に毎日の感覚を変える。改札まで歩く時間が短いほど、出発までの猶予に余裕が生まれ、慌ただしさが暮らしから抜けていく。複数の路線を選び分けられることは、ダイヤの乱れや工事による迂回といった不測の事態への備えにもなり、移動の確実性そのものを高めてくれる。

エル・セレーノ元赤坂レジデンス(室内・眺望)
エル・セレーノ元赤坂レジデンス(室内・眺望)(出典:賃貸百貨

元赤坂という地が持つ静謐さと、赤坂見附という交通拠点の機動力。相反するようでいて両立するこの二面性こそ、この立地の本質である。高層住戸の窓から街を見下ろしながら、足元には都心を縦横に走る動脈が通っているという感覚は、この住まいならではのものだろう。静けさを求めて郊外へ退くのではなく、都心の只中で静けさを獲得するという発想が、ここには結実している。

エル・セレーノ元赤坂レジデンス(室内・眺望)
エル・セレーノ元赤坂レジデンス(室内・眺望)(出典:賃貸百貨

デザイナーズの意匠と鉄骨造のスケール

エル・セレーノ元赤坂レジデンスは、設備にデザイナーズの性格を掲げている。意匠に手を入れた住空間は、画一的な集合住宅の没個性とは対極にあり、住む人の感性に呼応する造形を備える。限られた戸数だからこそ、一戸あたりに込められた設計の意図が薄まることなく行き届く。装いを重んじる住人にとって、この意匠性は日々の満足を底上げする要素となるはずだ。住まいが単なる箱ではなく、感性を映す器であってほしいと願う人にとって、デザイナーズという性格は譲れない価値となる。

エル・セレーノ元赤坂レジデンス(室内・眺望)
エル・セレーノ元赤坂レジデンス(室内・眺望)(出典:賃貸百貨

構造は鉄骨造を採用している。鉄骨造は鋼材のしなやかさを活かした構法で、高層の建築においてその特性が建物の輪郭を形づくっている。鋼という素材が持つ粘り強さは、高さを志向する建築と相性がよく、すっきりとした空間構成を可能にする一面も持つ。なお、この住まいには制震や免震に関する記載は確認できないため、その種の耐震性能を具体に語ることは控えたい。建物がまとう構造の素性を正しく踏まえたうえで、住まい選びの判断材料としていただきたい。共用部にはオートロックと宅配ボックスが備わり、限られた戸数に見合った過不足のないセキュリティと利便が確保されている。

エル・セレーノ元赤坂レジデンス(室内・眺望)
エル・セレーノ元赤坂レジデンス(室内・眺望)(出典:賃貸百貨

駐車環境と管理体制が支える日常

都心の住まいでありながら、エル・セレーノ元赤坂レジデンスは大型駐車場と平置駐車場、そしてバイク置き場を擁している。車やバイクを生活の足とする住人にとって、駐車環境が整っていることは立地以上に重要な条件となりうる。平置の駐車場は機械式に比べて出し入れの手間が少なく、車を頻繁に使う暮らしと相性がよい。都心の限られた地に駐車スペースを確保している点は、この住まいの実用面での強みである。電車だけに頼らず、行き先や荷物に応じて移動手段を選べることは、暮らしの自由度を確かに広げてくれる。

エル・セレーノ元赤坂レジデンス(室内・眺望)
エル・セレーノ元赤坂レジデンス(室内・眺望)(出典:賃貸百貨

管理は関電ビルマネジメント株式会社が担い、防災センターを通じた管理人の巡回体制が敷かれている。管理の質は、年を重ねた建物の住み心地を左右する見えない要素だ。竣工から十数年を経てなお住まいとしての品位を保てるかは、日々の管理の積み重ねにかかっている。23戸という小規模だからこそ、管理の目が隅々まで届きやすいという利点もある。住人の顔が見える規模では、共用部の異変や設備の不調も見逃されにくく、丁寧な維持が現実のものとなる。巡回という形での管理は、常駐ほどの厳めしさを伴わずに必要な目配りを確保する、小規模な住まいにふさわしい運営の形だ。竣工時の輝きを保ち続ける建物は、住人の誇りとなり、来訪者を迎える際の品格ともなる。

エル・セレーノ元赤坂レジデンス(室内・眺望)
エル・セレーノ元赤坂レジデンス(室内・眺望)(出典:賃貸百貨

元赤坂という落ち着いた地に、三路線至近の利便とデザイナーズの意匠、そして20階建の高さを凝縮した稀少な住まい。エル・セレーノ元赤坂レジデンスは、数の論理ではなく密度の論理で都心居住を描き直した一棟である。高層に暮らすことの静けさと、都心に住まうことの躍動を、わずか23戸の枠の中で両立させたその姿は、住む人を選ぶ住まいの矜持を静かに語りかけている。

エル・セレーノ元赤坂レジデンス(室内・眺望)
エル・セレーノ元赤坂レジデンス(室内・眺望)(出典:賃貸百貨
エル・セレーノ元赤坂レジデンス(室内・眺望)
エル・セレーノ元赤坂レジデンス(室内・眺望)(出典:賃貸百貨
エル・セレーノ元赤坂レジデンス(室内・眺望)
エル・セレーノ元赤坂レジデンス(室内・眺望)(出典:賃貸百貨
エル・セレーノ元赤坂レジデンス(室内・眺望)
エル・セレーノ元赤坂レジデンス(室内・眺望)(出典:賃貸百貨

物件概要

所在地 東京都 港区 元赤坂 1-3-10
交通 東京メトロ銀座線 / 赤坂見附 徒歩3分 東京メトロ丸ノ内線 / 赤坂見附 徒歩3分 東京メトロ南北線 / 永田町 徒歩4分
築年月 2013年02月(築13.0年)
構造・規模 鉄骨造 20階建(B3階)
総戸数 23戸
間取り 1LDK
管理 管理人/巡回、管理会社/関電ビルマネジメント株式会社(防災センター)

タワーの設備・共用施設

オートロック
宅配ボックス
大型駐車場
平置駐車場
バイク置き場
タワーマンション
デザイナーズ

エリア・建築の参考情報

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